マーベル、ヴィジョンクエストでアイアンマンの敵を復活

著者 : Isaac Oct 04,2025

マーベルは、近々公開予定の「ヴィジョン・クエスト」シリーズに向け、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)第1作『アイアンマン』の主要な悪役を復活させると報じられている。

デッドライン誌によると、ファラン・タヒールが約20年ぶりに『アイアンマン』序盤のテロリスト指導者ラザー・ハミドミ・アル=ワザール役を再演する。このキャラクターはトニー・スタークをアフガニスタンに拉致した首謀者だが、後にオバディア・ステインに裏切られる。

ハミドミ・アル=ワザールは2008年の『アイアンマン』第1幕以降姿を消していたが、サミュエル・スターンズが『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』で復活したのと同様の流れとなる。『ヴィジョン・クエスト』シリーズではポール・ベタニーが『ワンダヴィジョン』以降のホワイト・ヴィジョン役を務めるが、現時点で公開日は未定。

2008年のファラン・タヒール。写真:ジェフリー・メイヤー/ワイヤーイメージ

当初は典型的なテロリスト指導者として描かれたハミドミ・アル=ワザールだが、MCUフェーズ4で重要性が増した。彼の組織は後に「テン・リングス」の一部と認定され、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でこの繋がりが大幅に発展している。

現在ではアフガニスタン作戦を指揮するテン・リングスの司令官として設定が更新された。『シャン・チー』で未解決の伏線が残っているため、『ヴィジョン・クエスト』ではハミドミ・アル=ワザールの復活を通じてこれらの確立された繋がりに絡む可能性がある。

『デッドプール&ウルヴァリン』がフォックスのマーベル作品の遺産を再訪するように、『ヴィジョン・クエスト』もMCU本編で見過ごされていた要素を掘り下げるかもしれない。

また『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』以来となるジェームズ・スペイダー演じるウルトロンの復帰も報じられているが、シリーズに関する具体的な詳細はまだ少ない。