ウィッチャー4、ゲラルト不在を俳優が確認

著者 : Lucy Sep 20,2025

ウィッチャー4: ゲラルトが帰還するも主人公の座を譲る

伝説のウィッチャー、リヴィアのゲラルトが『ウィッチャー4』に登場することが、声優のダグ・コックルによって確認されました。しかし、今作ではこの有名な怪物狩りの焦点を新たな主人公たちに移していくとされています。

『ウィッチャー4』はゲラルトを迎え入れつつ新キャラクターを優先

声優が「白き狼」の出番減少を確認

白き狼が再び駆ける!以前『ウィッチャー3: ワイルドハント』で彼の物語が完結したと示唆されていたものの、ダグ・コックルは続編でのゲラルトの復帰を明言。ただし、ベテラン声優は、今回も愛されるウィッチャーが物語の中心となることはないと釘を刺しました。

Fall Damageとのインタビューで、コックルはシリーズの方向性に大きな変化があることをほのめかしました。詳細には触れなかったものの、ゲラルトの関与は重要なものの、新主人公たちに比べて二次的になると強調しました。

「『ウィッチャー4』は制作中です。具体的な内容は秘密ですが、ゲラルトが登場することは確かです」とコックルは説明。「ただ、彼の関与度は不明です。今回は以前のように彼を中心に据えた物語ではありません」

ウィッチャー4の主人公に関する推測が活発化

新しい主人公の正体はCDプロジェクトレッドの最高機密のままです。「ファンの皆さんと同じく、誰が主役を務めるのか私も興味津々です」とコックルが認めたことで、シリーズを引っ張る新顔についての憶測にさらに拍車がかかっています。

初期のティザートレイラーからは興味深いヒントが得られています。雪に埋もれた猫学派のメダルは、ほぼ絶滅した猫学派との関連を示唆。『グウェント: ウィッチャーカードゲーム』によれば、ニルフガードの虐殺を逃れた猫学派のウィッチャーが「怨恨に燃え復讐を求めて」世界を彷徨っているとされています。

シリが『ウィッチャー4』を率いる可能性は?

ゲラルトの養女であるシリが主役を務めるのではないかという説も根強く支持されています。文学的・ゲーム的な根拠もあり:原作小説でシリは強敵を倒した功績で猫のメダルを授かり、『ウィッチャー3』でも彼女の操作可能パートで猫の紋章が表示されるなど関連性が強調されていました。

ゲラルトが新世代を指導するバトンタッチ的な展開を想定する声がある一方、ベテランウィッチャーはフラッシュバックや特別なイベントでのみ短時間登場するのではないかとの見方もあります。

『ウィッチャー4』開発状況

CDプロジェクトレッド

ゲームディレクターのセバスチャン・カレンバはレガ・ナードに、『ウィッチャー4』は新規プレイヤーにも世界観を紹介しつつ、ベテランファンにも意味のあるコンテンツを提供することを目指していると語りました。しかし、この次章を体験するにはまだ忍耐が必要です。

プロジェクト名「ポラリス」こと『ウィッチャー4』は2023年に正式開発入り。CDプロジェクトレッドの2023年財務報告書によると、『サイバーパンク2077: ファントムリバティ』リリース後、スタジオは約330名(全スタッフの半数近く)をこのプロジェクトに配属。現在の開発チームは400名以上に膨れ上がっており、『サイバーパンク2077』続編のアソシエイトディレクターを務めるパヴェウ・サスコによれば、同社史上最大規模のプロジェクトとなっています。

しかし、この大規模な投資にもかかわらず、2022年10月にCEOのアダム・キチンスキはファンには少なくとも3年の待機期間があると警告。野心的な本作はUnreal Engine 5内での大幅な技術革新を必要としており、これが開発期間の長期化要因となっています。